ファイナルファンタジータクティクス(FFT)がやりたーい!!
FFシリーズでは異色でしたがファンも多く、PS4などで復活を待ち望んでいる人も多い作品です。
FFTがダメなら似たようなタクティクスRPGでもいいからやりたい!という方には「マーセナリーズ」シリーズをおすすめします。
売ってないが分かっているのにPSストアに探しに行きうなだれる毎日でしたが、FFTっぽいという理由で目が留まった作品が「マーセナリーズウィングス」
即買いしましたが、はっきり言って買って正解でした。
今回は「マーセナリーズウィングス」をトロコンまでやり込んだのでどんな作品か紹介してきます。
FFTファンでも楽しめる作品だと思いますよ。
マーセナリーズウィングスとは?
まずはイラストが好き。
FFTのデザイナーさんかな?と思うぐらい吸い込まれました。
ゲームでもアニメでも絵の好みって大事ですからね。ドット絵の可愛さも◎です。
僕が知らなかっただけで「マーセナリーズ」シリーズはニンテンドー3DS、switch、PS4などで6タイトル発表されているみたいですね。
ストーリー
FFTを彷彿とさせる世界観で中世ヨーロッパ?のような国・反乱軍・戦争に巻き込まれる傭兵の物語。
ストーリーを進めていくと国王軍に就くか、反乱軍に就くかでストーリーが分岐します。
分岐によって仲間になるキャラと敵になるキャラが分かれるところも面白いところです。
重厚感があり、暗く重い話ですので、物語としても楽しめます。
バトルシステムはターン制
タクティスRPG(シュミレーションRPG)というのは、キャラクターを駒として動かして1シナリオごとにクリアしていくゲームです。
RPGというと歩いていたらエンカウントして「たたかう」を連打してたらバトルが終了しているイメージですが、タクティクスRPGは1回の戦闘で数十分でかかります。
タクティクスRPGについてFFTをやられた方には説明不要ですがFFTとは完全に違う点もあります。
マーセナリーズウィングスは完全なターン制バトルという点です。
FFTはキャラのSPEEDによって行動順が変わって敵味方入り乱れて行動しますが、マーセナリーズウィングスはプレイヤーターンとエネミーターンが完全に分かれています。
その影響もあって魔法や技などのチャージタイムもないので戦略が立てやすくわかりやすいバトルシステムとなっています。
FFTよりもスーパーロボット大戦に近いかもしれません。
僕はちょっと不満な点でした。
個性の強いキャラクター
個性が強いってのは、「こいつ…キャラの癖が強いなぁ~、キャラ立ってるなぁ~」って意味ではありません。
スキル・クラスがキャラクターに個性があるこということです。
FFで言うとⅣやⅨのイメージです。
根気よく頑張れば全キャラがほぼ全技・術を使えるようになるわけではなく、それぞれの道を極めていく感じです。
FFTの主人公ラムザと本作の主人公セシルを比較してみるとわかりやすいかもしれません。
ラムザの場合は、見習い戦士からはじまり、アイテム士・モンクなど熟練度を上げていきます。
最終的には忍者・算術士などを経て最強の見習い戦士として無双します。
一方、セシルはガンナーです。
RPGの主人公としては珍しく遠距離支援型。
先陣きって敵陣に乗り込むと簡単にお亡くなりになるので遠くからチクチクするキャラクターです。
レベルが10まで上がると中級のクラスに変更が可能になり、20になると上級職に変更できます。
最終的に上級職・特級職の4種類から選ぶことになりますが、もちろんガンナーですので弓か銃しか装備できません。
無双は出来ませんので削り役と倒しそびれた敵を排除していくキャラクターです。
難易度はどうなの?
ストーリーを楽しむだけならばマーセナリーズウィングスの難易度は高くありません。
というのもニューゲーム時に難易度を選べるからです。
レベル上げや装備品をしっかり整えて進めれば普通にクリアは出来ます。
FFTの初見殺し詰みポイント、ウィーグラフ戦みたいな取り返しのつかないことも無いですし、ストーリーもそこまでの長編ではありません。
目安ですが初見ノーマルモードでは20時間程度でクリアできるかと思います。
クリアデータから一部の装備品やスキルポイントを引き継ぐ「強くてニューゲーム」的なものもあるので2週目(別ルート)も気軽に楽しめます。
ストーリーを楽しむだけならばFFTの方が難易度も高くサブイベントのボリューム(寄り道要素)も多いですね。
先ほどからストーリーを楽しむだけならばと強調しているのにはもちろん意味があります。
本来レベル上げなどを行う用のフリーバトルがあるのですが、難易度MAXの「マニアックモード」でのみ鬼畜なステージに挑戦できます。
やり込み要素のときに改めて紹介しますね。
これをクリアするまでの対策(レベル上げや装備品の準備)が大変でクリアデータは50時間超えました。
ちなみにレベル上げは断然FFTの方が楽です。野良の敵レベルが上がりますからね。
キャラクター
キャラクターはどちらのルートを選んでも最終8人で固定です。
ですので、戦闘不能になってからのターン経過によるキャラクターの消滅はありません。
その代わり、ステージからの強制撤退はあるのでその場合は、クリアポイントが得られないというデメリットがあります。
一部メンバー(主人公など)はどちらのルートでも同じですが、ざっくりと半分の4人ぐらいはメンバーが入れ替わります。敵になったり味方になったり…
ストーリーは仲間にいる全員で出撃することがほとんどなので、基本的にはみんなガンガン鍛えていきましょう。
相対的に強い弱いはありますが、全く使えないキャラは存在しません。
皆さん適材適所で個性を発揮すればかなり活躍してくれます。
キャラクターの詳細についてはこちらの記事で紹介しています。
やり込み要素
ストーリーだけですと20時間くらい、2ルート合わせても40時間以下でクリアは可能だと思うのでボリュームとしては物足りないかもしれません。
慣れてしまえば1日1時間だけのプレイでも1か月もかからずクリアできるイメージです。
物足りなかった人向けには、難易度を上げてプレイしたりトロフィーのコンプリートを目指すことをおすすめします。
先ほど紹介した鬼畜ステージのクリアもトロフィーコンプの為には必要なので挑戦してほしいですね。
トロフィーコンプリートの最難関でもあるので、クリアを目指していれば自然とトロフィーが取れていきます。
どのくらい鬼畜かというと、難易度Maxのクリアデータで挑んだキャラがワンパンで無双されます。
そんな敵が1ステージ内にゴロゴロと現れるので無理ゲー感が満載です。
その対策にはクリアデータに上乗せ30時間ほどかかりましたのでそういった意味でも鬼畜でした。
やりがいあったなー
試練の迷宮に行き詰まったらぜひこちらを記事を参考にしてください。
まとめ
FFTが出来るハードが無いからとりあえずやってみるか!と始めたゲームでしたがとても満足できる作品でした。
素直に面白かった、お勧めできる作品だと思います。シリーズ6タイトル出ているのも納得ですね。
FFTに限らず昔のゲームのリマスターを望んでいる方も少なくないと思います。
こうして過度にグラフィックを追求せず、昔の雰囲気のままで楽しめる新しいゲームも探せばあるものなんですね。
PS4でプレイできるタイトルがまだ2作品あるのでそちらも楽しみたいと思います。