・HDMIってなに?どんなものに使われているの?
・HDMIのケーブル種類多すぎ!適当に買ってるけどだめなの?
・ケーブル以外にもHDMIの機器があるの?
HDMIとは?と聞かれてなにを想像しますか?
基本的にパッと思いつくのがTVとゲーム機などをつなげてるコード、HDMIケーブルを思い浮かべると思います。
Amazonや家電量販店で購入したことがある人はご存じだと思いますが、種類や数ってめちゃくちゃ多いですよね?
正直どれを買っていいのかわからなくなります。
しかし、適当に値段や直感だけで買っていると
・高性能なTVとゲーム機なのにケーブルのせいで性能が発揮できない
・長さが足りなくて届かない
・そもそも繋がらない!
などの思わぬ失敗を招く場合があります。
最悪の場合は買いなおしですよね。
今回はこのような失敗をしないようにHDMIケーブルの種類と選び方のポイントを紹介していきます。
またこの記事の後半ではケーブル以外のHDMI関連機器の紹介をしていきます。
・他の人よりもHDMIの知識がつきます。
・適切な間違いのないケーブル選びが出来ます。
・HDMIの関連機器を活用して手間のない快適な環境にする方法がわかります。
HDMIってとは?どんなものに使われてるの?
せっかく読んでもらって、結局「HDMI=TVとゲーム機を繋げるコード」でしょ?
で終わってしまうと寂しいので、簡単にHDMIがどのような仕事をしているのか紹介します。
HDMIとは?
HDMIが主流になる前に、TVとゲーム機などはどのように繋げていたか覚えてしますか?
黄・白・赤の3色の端子をそれぞれ繋いでいましたよね。
この3色の端子にはそれぞれ役割があります。
黄色:映像担当
白色:音声担当(左側)
赤色:音声担当(右側)
この3色の役割を全部引き受けたのがHDMIになるわけです。
HDMIが使われているもの
・各種ゲーム機(PS4やswitchなど)
・ブルーレイプレーヤー
・スピーカー
・AmazonFireTVStick
えっ!?スピーカー??
映像は関係ありませんが、スピーカーにもHDMIが採用されています。
白色・赤色の音声端子をまとめたイメージです。
スピーカーをTVなどに接続するときは、HDMI(ARC)という端子に挿します。
HDMIケーブル以外の関連機器
・HDMI分配器
・HDMIセレクター(切替器)
・HDMIセパレーター(分離器)
HDMIケーブルの種類は「規格」「長さ」「転送速度」の3つで決まる
HDMIケーブルの目的は機器同士を繋げることですよね。
出てくる悩みは種類が多すぎてどれを選べばいいか正直分からないことです。
確かに種類が多いですが、簡単に言うと
・組み合わせ(規格)
・転送速度
・コードの長さ
この3つを抑えておけば大丈夫です。
組み合わせ(規格)の確認
まずは、何と何を繋げたいの確認しましょう。
ゲームとTV?
ビデオカメラとTV?
PCとモニター?
などでいろいろと変わってきます。
HDMIタイプAーHDMIタイプA
HDMIタイプAの組み合わせがごくごく一般的です。
ゲーム機・ブルーレイプレイヤー・スピーカーなどのほとんどの機器にタイプA規格が使われています。
製品を買ったときには同梱されているので見たことがあるはずです。
どちらも同じ形をしていますので見た目でも判断できます。
ミニHDMIーHDMIタイプA
ミニHDMIはビデオカメラなどに使われており、TVにつなげて閲覧するときに使います。
タイプAをそのまま小さくしたような形をしてますね
マイクロHDMI(タイプD)ーHDMIタイプA
ミニHDMIをさらに小さくしたのがマイクロHDMI
デジカメなどに繋ぐことができます。
USBタイプCーHDMIタイプA
先ほどのミニHDMIとは別物のUSBタイプCです。
最近のアンドロイドに搭載されているのでかなり主流になってきています。
条件はありますが、USBタイプCとHDMIタイプAの組み合わせを使うことでアンドロイドのミラーリングが可能になります。
(ミニ)ディスプレイポートーHDMIの変換ケーブル
HDMIが搭載されていないパソコンの場合はディスプレイポートから繋げます。(ノートパソコンだとミニディスプレイポート)
その場合はディスプレイポートからHDMIに変換するケーブルが必要です。
今では、HDMIやディスプレイポートがメインになっていますが、少し前のパソコンですとVGAのものもあります。
自分のパソコンは何でつながるのかよく確認してみてください。
転送速度の確認
つなげる組み合わせが決まったら次は転送速度を確認します。
転送速度の違いで映像の良し悪しが変わるのでよく確認しましょう!
最大解像度 | 転送速度 | 特徴 | |
スタンダード | 1,920×1,080 | 4.95Gbps | フルHDまで対応 |
ハイスピード | 4,096×2,160 | 10.2Gbps | 4Kや3Dを楽しむなら最低限 |
プレミアムハイスピード | 4,096×2,160 | 18Gbps | 8K対応。4Kの秒間60フレーム再生するので4K対応ゲームには欲しいレベル |
ウルトラハイスピード | 7,680×4,320 | 48Gbps | 8Kを秒間60フレーム。4Kを120フレームで再生する現状最高速度 |
必要なコード長さを確認
最後に家のレイアウトを考慮して必要な長さを決めましょう。
ケーブルの長さは1メートル以下~5メートル以上のものまであります。
5メートル以上になると映像が不安定になったりノイズが入ったりと不具合の可能性が高くなるので基本的には5メートル未満で検討しましょう。
色々なメーカーさんからケーブルが発売されていますが、基本的には聞いたことのあるメーカーさんや推しのメーカーさんのものを買えばいいと思います。
困ったときのお助け隊 HDMIの関連機器
ここからはHDMIケーブル以外の関連機器を紹介していきます。
これらの機器を使用することでより快適な環境を作り上げることができる可能性がありますので是非参考にしてください!
HDMI分配器
このPCを2画面で使いたいよぉ~!
そんな時には分配器を使うといいよ!
分配器を使うと1つ入力に対して2~4つの出力があるため
1台のパソコンで複数のモニターに映像を映し出せるようになります。
複数のモニターにすることで作業効率が上がったりするのでお勧めです。
僕はノートPCなので分配器を使わずにマルチディスプレイにしています。
HDMIセレクター(切替器)
PS4をするときにいちいちswitchのHDMIと差し替えるの面倒くさいよぉ~!
HDMIの端子が足らないときはセレクターを使うんだ!
ゲーム機が増えたり、スピーカーを使いだしたりするとメインテレビのHDMIが不足しがちです。
例えば、switchをやり終えた後、PS4をやるときにいちいちHDMIを差し替えにTVの裏側をのぞき込むのって面倒くさいですよね。
セレクターを使えば全て挿したままの状態にしておき、ボタン一つで使いたい機器とつなげることができます。
自動で切り替わるタイプもありますが誤作動した経験があるので個人的にはあまりお勧めではありません。
HDMIセパレーター(分離器)
うわぁ~ん。モニターから音が出ないよぉ~
セパレーター(分離機)を使うとええで
・せっかく買ったモニターにスピーカーを繋げても音が出ない!
・モニターにイヤホンジャックがないからスピーカーに繋げられない!
こんな時には分離機が大活躍してくれます。
もともとは映写機などでスクリーンに映像を映して外部スピーカーから音声を出す場面で使われます。
ちなみに分配器×切替機や切替機×分離機などの合体した機器もあります。
まとめ
HDMIケーブルを買う時のポイント
何と何を繋げるのか端子をよく確認すること
基本的にはタイプA×タイプA
4K対応なのかもっとハイスペックなのかを確認して伝送速度を確認する
スタンダード~ウルトラハイスピードまでの4種類ある
ケーブルの長さは余裕を持った長さにする
1メートル以下~5メートル以上まである(5メートル以上はなるべく避ける)
HDMIの関連機器を使って改善する
分配器
一台のPCから複数のモニターに映像を出したいとき
セレクター(切替機)
HDMI端子が不足したとき
セパレーター(分離機)
イヤホンジャックがないモニターにスピーカーを繋げたいとき
HDMIケーブルの選び方と関連機器について紹介しました。
ややこしいHDMIについて少しでも参考になったら嬉しいです。
ケーブルは数や種類が多くてややこしいですから気を付けてお買い物をしてくださいノシ